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官能小説 隣の人妻 7話


仕事帰りマンションまで歩いていると前を歩く右隣の旦那である雅夫が歩いていた。

玄関先で抱き合いキスしてからも何度か顔を合わせていたが、お互い照れもあってか一度も会話をしていなかった。

左隣の人妻だった友美が実家に帰って行き寂しく思っていた真由美は、話し相手が欲しい事もあり後ろから「こんばんわぁ」と明るく元気に声を掛けた。
振り返った雅夫はやはりどこか寂しげだった。
自分と同じく孤独な感じがし真由美は思い切って「少し話し相手になってもらえませんか?」と言い雅夫と公園のベンチに座った。

会社や自分の事など真由美は一人で話し始める。
もちろん友美との事は言えないが・・・。
雅夫はただ黙って真由美の話しを聞いていた。

真由美が「あッごめんなさい・・・私一人で話してますよね。雅夫さん疲れてるのに・・・」
雅夫は「い・・・いや・・・俺は・・・」言葉が出てこなかった。

「じゃあ帰りますか」と真由美が言い立ち上がると、雅夫が後ろから真由美を抱きしめた。
抱きしめたその腕は少し震えている。
真由美は抱きしめられたまま雅夫の方を向き抱きしめ返すと目を閉じてキスをおねだりする。

雅夫がそっと唇を重ねた。

誰も居ない夜の薄暗い公園。
誰かに見られたらという思いもあったが、雅夫の唇・・・温もりを感じていたかった。
雅夫の唇を離すと真由美を抱きしめたまま「あのさ・・・」と言い自分の悩みを吐き出した。

半年前くらいから妻の様子がおかしいという内容だ。
いつも一緒に寝るのは11歳の息子とらしい。
ある日、別室で寝ていた雅夫が目を覚ますとトイレに行こうとして息子の部屋の前で「おっぱい美味しいの?」「もう・・・赤ちゃんみたいね」という妻の声を聞いたことから始まったみたいだ。

最初はふざけてるのかと思ったが、気になり夜に聞き耳を立てる用意なったらしい。

妻の発する声は段々エスカレートしており、最近では「あぁ~ん。ママ気持ちいいわぁ。もっと舐めてぇ、そう上手よぉ」「こんなに大きくしてぇ悪い子ね」と言う内容になってきていると言うのだ。

毎晩の様に聞こえてくる妻の淫靡な言葉に最近は家に帰るのが苦痛だと雅夫が言った。

『近親相姦・・・』本当にそんなことがあるのかと真由美は背筋が凍りついた。

最後に「どうやって辞めさせればいいのか解らない・・・」と言っていた。

真由美は『はっきり注意して辞めさせるべきよ』と言いかけたが、それを注意した事が原因で家庭内が壊れる事も考え言葉が出せないでいた。
その後、公園から出た二人は怪しまれないように時間差をつけて帰路についた。

その日0時が過ぎた頃、寝ようと思いテレビを消した。
いつもは静かな右隣から何か言い合いをしている声が聞こえた。
言い合いの声はどんどんエキサイトし始め大きくなり聞こえ始める。
「・・・・私はあの子を愛しているのよ」
「愛し方に問題があると言ってるんだ」
雅夫さんが近親相姦を注意したんだわ・・・真由美はそう思い他人事の様な気がせず胸が痛かった。

しばらくすると激しく言い合う声が聞こえなくなり、真由美の部屋も静まり返った。





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テーマ : 18禁・官能小説    ジャンル : アダルト
 2015_07_01


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Author:erohituduma
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